健康カテゴリ ⇒ がん ⇒ 関連キーワード一覧
【がんとは】
多細胞生物の細胞の分裂が不規則になって無制限に増殖し,周囲の組織を侵したり他の臓器に転移したりして生体を死に至らしめる病気。上皮性の悪性腫瘍のみをさすこともある。悪性腫瘍。悪性新生物。組織全体に障害を及ぼしている事柄。悪性腫瘍は腫瘍の中でも浸潤性に増殖し転移するなど悪性を示すもののことである。ヒトの身体は数十兆個の細胞からなっている。これらの細胞は、正常な状態では細胞数をほぼ一定に保つため、分裂・増殖しすぎないような制御機構が働いている。
それに対して悪性腫瘍は、生体の細胞がコントロールを失って無制限に増殖するようになったものである。こうしてできた異常細胞の集団が腫瘍であるが、この腫瘍が正常組織との間に明確なしきりを作らず浸潤性に増殖していく場合、悪性腫瘍であると言える。悪性腫瘍の生物学的な性質は個々の腫瘍によって異なるが、発生母地となった臓器によって一定の傾向がある。しかし、どのような性質を持っているものであれ多くの場合は以下のような機序で生体の生命維持に重大な支障を来し、多臓器不全や身体の衰弱でしばしば死を招く。WHOによれば、2005年の世界の5800万人の死亡のうち、悪性腫瘍による死亡は13%(760万人)を占める。死亡原因となった悪性腫瘍のうち、最多のものは肺がん(1300万人)で、胃がん(1000万人)、肝がん、大腸がん、乳がんなどが続く。悪性腫瘍による死亡は増加し続け、2030年には1140万人が悪性腫瘍で死亡すると予測されている。日本では1981年から死因のトップとなり、2006年度は死因の3割を占めている。WHOによると、禁煙・健康的な食生活・適度な運動により、悪性腫瘍による死亡のうち、40%は予防可能であるとされる。特に喫煙は予防可能な死亡の最大の原因とされ、肺がんの80-90%が喫煙に起因する。受動喫煙も肺がんの原因である。
※空き状況 ◎=多い / ○=有り / △=少ない / ×=なし |